Gobble up pudding

プログラミングの記事がメインのブログです。

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2020年の振り返り

f:id:fa11enprince:20201231035937j:plain 今年取り組んだ技術の振り返りです。

認証・認可

LDAP(OpenDJ)
OpenId Connect/OAuth 2.0(OpenAM)

Webアプリ

Node.js(Express)

リバースプロクシ

Nginx

データベース

MongoDB

データ分析・簡易的な定型処理

Jupyter/Python

仮想化

VMware ESXi
Docker

サーバー

AWS(EC2/S3/Route53)
Azure(Virtual Machines/Blob Storage)

総括

あまり目新しいことやってないなーと感じています。
認証・認可のOpenAMだけが唯一新しいくらいかな。
あとは設計書とかその辺のドキュメントだったり、品質管理だったり、そんなところの比重も多かったですかね。

画像をJavaScriptでXHR経由で読み込む方法

f:id:fa11enprince:20201111022041j:plain
やむをえない事情があり、JWT認証を通過して画像を表示させる必要があったので、
XHR(Ajax)で画像を読み込む方法を調べました。
同一ドメインならこんな苦労はしないのにーとか最近そんなことを悩んでいます。

サーバーサイドのコード

何でもいいのですが、最近お気に入りのexpress
サクッとなんか書くのが楽なんです。環境構築も長楽だし。
JavaScriptいいお。
Nodeはversion 12くらい。Expressはversion 4です。

$ express --view=ejs myapp

とかでサクッとひな形作って、
とりあえずroutes/image.jsとかいうルーターを作り、単にバイナリデータを返します。

const express = require('express');
const router = express.Router();
const fs = require('fs');

router.get('/', async (req, res, next) => {
    fs.readFile('./public/images/nyam.jpg', (err, data) => {
        if (err) {
            console.error(err);
            res.sendStatus(500);
            return;
        }
        res.writeHead(200, {'Content-Type': 'image/jpg'});
        res.end(data);
    });
});

module.exports = router;

index.jsのコードは省きます。
nyam.jpgというのは猫の画像です。にゃーむ。
当然PythonのFlaskでもRuby On Railsでもなんでもええです。楽なやつにしましょう。
Spring Bootでもいいですが若干だるいと思います。

フロントエンドのコード

jQueryでも実はできるとのことですが、まぁXHRでいいでしょう。 Blobってのを使うと超絶らくちんです。
Base64ならなんでもできるぜい、っていう素敵なおっさんから話は聞いてましたけど
めんどっちいんでBlobで。

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title><%= title %></title>
    <link rel='stylesheet' href='/stylesheets/style.css' />
  </head>
  <body>
    <h1><%= title %></h1>
    <p>Welcome to <%= title %></p>
    <div style='height: 300px;'>
      <img id='img' alt='nyam' height="300" />
    </div>
  </body>
  <script>
  var loadBinaryImage = function(url, cb) {
    var xhr = new XMLHttpRequest();
    xhr.onreadystatechange = function() {
      if (this.readyState == 4 && this.status == 200) {
        cb(this.response);
      }
    }
    xhr.open('GET', url);
    xhr.responseType = 'blob';
    xhr.send();
  }
  document.addEventListener('DOMContentLoaded', function () {
    loadBinaryImage('./image', function (blob) {
      var img = document.getElementById('img');
      img.src = URL.createObjectURL(blob);
    });
  });
  </script>
</html>

これを調べた動機

そもそも画像を表示するなら

<img src='http://localhost:3000/images/nyam.jpg' alt='nyam.jpg'>

で事足りるわけですが、 やんごとなき事情によりAuthorization: Bearer [token]がないと画像が取れねーよって状況になってるので調べました。 さてと動画というと… 206の応答を返してごにょごにょして…

こんな感じでできるっぽい。
重い動画の場合は知らん。
そもそもほかのドメインに動画読み取らせるのはなぁという…。

参考リンク

XMLHttpRequestで取得した画像バイナリをJavaScriptでロードする - kinjouj.github.io
AjaxでバイナリのJPEG画像データを受け取って表示する - Qiita

Hyper-VのGuestでWSL2でdockerを動かしてみる

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こんなのすぐに終わるかなー。と思ったら、案の定、罠が仕掛けられてました。単なる備忘録です。
Windows 10 Enterprise 2004でお試ししてみました。

Windows 10 Enterpriseのゲストを作成してみる

ダウンロード編

評価版の仮想環境を作れるよーってことで、QuickからWindows 10 dev environmentを作ります。
期限付きとはいえ、太っ腹っすな、最近のMSさん。
が、しょっぱなから失敗する。
"Failed hash verification" in Hyper-V Quick Create with Windows 10 dev environment
とか出るよ。

ということで、直にDLする。
https://download.microsoft.com/download/7/c/e/7ce1271d-04bb-4f0f-b1f4-e031bccb9712/WinDev2007Eval.HyperVGen2.zip
んで、Explorerで管理者としてアクセス
C:\Users\Public\Documents\Hyper-V\
移動してダウンロードしたWinDev2007Eval.HyperVGen2.zipを展開した中にある、
WinDev2007Eval.vhdxファイルを
C:\Users\Public\Documents\Hyper-V\Virtual hard disks
に置く。別にここじゃなくてもよいのだけれど、ダウンロードフォルダに置きっぱなしもなんだかなぁというよくわからない心情でこうしました。
Zipファイルの解凍めちゃ遅い…。そこそこいいスペックのマシーンなんだけどな。M2.SSDでCore i7-9700KなのでそこそこおれTUEEEEができるスペックのはず。

Guestマシン作成編

Hyper-V Managerから
Local intallation sourceで、Change installation sourceで先ほどのvhdxを選ぶ
Name: Windows 10 dev environment
Network: Default Switch
Create Virtual Machineを押す
これでOK

Docker DesktopをWSL2でやってみる

Hyper-VのGeuest上で何も考えずにDocker Desktopをインストールすると、
Please enable the Virtual Machine Platform Windows feature and ensure virtualization is enabled in the BIOS.
とか出る。またか。。。

Install Windows Subsystem for Linux (WSL) on Windows 10 | Microsoft Docs
仮想マシン プラットフォーム" オプション機能を有効にしてみる
Powre Shellを管理者で起動して以下のコマンドを実行。
ついでにWSL2をデフォにする。

> dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
> wsl --set-default-version 2

これでもダメ
はいはいVT-xが有効になってないのね。
GuestのVT-xが有効かどうか確認するためにTask ManagerをみるとVirtualization: Enabledのかわりに
Virtual Machine: Trueになってる
おーこれはどうするんだ?と調べたらすぐに出てきた。

HOST側のPowerShellで管理者権限で実行
kakkoyakakko2.hatenablog.com

Nested Virtualization を設定

Set-VMProcessor -VMName "<VMName>" -ExposeVirtualizationExtensions $true

これをやってGuestを立ち上げると…(なんか時間かかるけど…) f:id:fa11enprince:20200819231441p:plain
できたできた。
ああ、そうかHyper-VのGuest上のでWSL2だとやっぱり内部的にHyper-Vを使ってるから、
Hyper-VのHyper-VになるからNested virtualizationってことが必要なのか。

所感

Hyper-V使えるPro EditionだったけどWindowsのお試し環境をお手軽に作れるのはうれしい。
WSL2速くないすか?
あと、2004にしたらWSL2に乗り換えようかなと思いました。

Windows 10の「フォト」アプリでiPhoneからの画像転送がうまくいかない


iPhoneから写真を転送しようとUSBで繋ぐと、「フォト」アプリが立ち上がって、
インポートするように促してくるのに、
「問題が発生しました。ファイルがインポートされていない可能性があります。」
とほぼ確実にエラーが出てきます。その対処法を書きます。
詳細のリンクを押してもまるで役に立たないし、リトライすると同じファイルがリネームされてダブってしまいます。
せめて中途半端にインポートした写真を残さずにゴミ箱に入れてくれと思います。エラーも詳細がわかりません(十中八九動画の変換エラーです)。 次期アップデートでこの辺りが治ってくれると嬉しい。
2023年06月24日 追記
ちなみに私のWindows 11環境ではiPhoneをUSBで繋ぎっぱなしで再起動するとExplorer上で認識されないようなので、 再起動してからUSBで繋いでiPhone上で許可としないといけないようです。
iTunesからの読み込みはその限りではありません。
前からそうだった説はあります。

前提条件と結論

おおよそこのバージョンに近ければ状況はほぼ同じだと思います。
私の場合の環境を書いておきます。

OS バージョン
Windows 10 Pro 1903
iOS 13.6

結論を先に書くと対処法1,2がおすすめです。

まるで効果がないガセネタ対処法

  • ケーブルを純正にする
    →関係ありません

対処法1 iPhone側で画像・動画の形式の変換をしないようにする

  • メリット
    フォトアプリがそのまま使えてすべてのエラーが解決するわけではありませんが、9割方成功する方法です。  
  • デメリット
    動画はデフォルトでWindows上ではそのままでは見れない。

画像・動画の形式の変換をしないようにするにはiPhone上で、
設定 > 写真から一番下の元のフォーマットのままを選択する(デフォルトは自動)

これをやってからもう一度インポートするとエラーが出ずに正常終了できるかと思います。
これでも解決しない場合は対処法2か3を試します。

対処法2 Explorerの画像とビデオのインポートを使う

  • メリット
    確実に成功する。どのファイルでエラーが起きたかわかる。リトライが可能。
  • デメリット
    フォルダ分けが通常のフォトアプリの分け方と違う。

ExplorerでiPhoneアイコンで右クリック > 画像とビデオのインポート

あとは「すべての新しい項目のインポート」を選んで「次へ」を押しましょう。
グループ分けができるのですが、奇妙なフォルダわけを行うので1フォルダにまとめてしまうのが良いでしょう。
インポートが実行されてエラーが出るとダイアログが出現するのでスキップするなりしましょう。

対処法3 フォトアプリを使わずiCloudアプリを使う

  • メリット
    従来からある方法で安定している
  • デメリット
    iPhone→クラウド→Windowsとなるし、そもそもiCloudで大きい容量を契約していないと使えない。 さらに、わざわざiCloudアプリを入れないといけないうえにiCloudのアカウントが必要(iPhone使っていたら持っているが)。

対処法4 iTunes経由で同期

  • メリット
    同期はできるが、2020年現時点ではデメリットが大きすぎて使うメリットが皆無。
  • デメリット
    iPhoneにしかないデータが消失する可能性がある(ということが過去にあった。現在は不明)。PCにしかなくてiPhoneにない場合もあり得る。複数デバイス間で同期している場合さらにわけがわからなくなる。そもそも複数デバイス間の同期はシステム的にも難易度が高い。

これはやめたほうが良い。

対処法5 何らかの別アプリで写真を抜き出す

実は書いていてこれが一番いいような気がしてきた…。
のですが、特によさそうなものが見つからなかったのでやはり対処法1,2が良いかと思います。

参考