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WindowsでLinuxライクな環境を作る ConEmu+MSYS2

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f:id:fa11enprince:20170709232638j:plain もともとCygwin大好き派だったのですが、 パッケージマネージャーとかがアレなんでここ数年はめっきり使わず。 有志でコマンドラインでパッケージマネージャーが作られていたものの アップデートするたびに壊れていたような印象があります。

WindowsでVagrantのためにrsyncを使いたいため ConEmuとMSYS2の組み合わせでシェル環境を作りました。 その記録です。

ConEmuのインストール

公式サイトから落としてインストールするだけ

MSYS2のインストール

公式サイトから落としてインストールするだけ

ConEmuの設定

デフォルトのシェルをMSYS2にする
MSYS2をインストールしてから
ConEmuのSettings > Startup > Tasks
Add Default Tasks
で{{Bash::Mysy2-64}}
が追加されるのでStartupでそれを選ぶ
特に変更しなくていい。

なぜか私の環境ではWindowsのPATHが追加されなかったのですが、
謎…。この設定はEnvironmentで変更することができるはずなのだが。
…と思ったら C:\msys64\msys2_shell.cmd の10行目あたりをコメントアウト解除すればいいらしいとどこかに書いてあった。 が、remを消しても効果なく…。
ユーザ環境変数にMSYS2_PATH_TYPEを作ってinheritを指定したらPATHが通った。

MSYS2に必要なものを入れる

MSYS2を入れたばかりだとgccすら入ってませんので MSYS2のほうでpacmanを実行する(ConEmuだとエラーになる)

パッケージマネージャー関連の更新

$ pacman -Sy pacman
$ pacman -Syu
...長時間待つ

下記を入れるとさらに2時間くらいかかります。

開発ツールとその他よく使うツールのインストール

$ pacman -S base-devel
$ pacman -S msys2-devel
$ pacman -S mingw-w64-i686-toolchain
$ pacman -S mingw-w64-x86_64-toolchain
$ pacman -S openssh
$ pacman -S vim
$ pacman -S git
$ pacman -S tmux
$ pacman -S msys/rsync

vim関連の設定ファイルを書き換える

ここまで正しくできれば${HOME}に.bash_profileと.bashrcがあるかと思います。 ※MSYS2とConEmuをデフォルトの状態で組み合わせると
${HOME}はCygwinなどと同様に/home/[Username]となります(実際のパスはC:\msys64\home)。
ただし、ログイン直後はWindowsのUserのHomeの/c/Users/[Username](%USERPROFILE%)となっています。
ちょっとこれはやな感じですね…。設定で変えられますが…。 vimのalias等を設定します .bashrcの末尾に

alias vi='vim'
alias grep='grep --color'
alias ll='ls -laF --color=auto'
alias ls='ls -F --color=auto'

とか追加します。

さらに.vimrcを設定しましょう。ここはお好みで… 最低限でよければ下記を参照して下しさい

参考リンク

Windows-アプリケーション/MinGW-MSYS/MSYS2インストール - yanor.net/wiki
MSYS2 で PATH が引き継がれない